2019.2.6<温熱療法ががんを死滅させるのに優れた効果がある理由〜白川太郎先生の講演より〜>

      

抗がん剤でがんが治せるのなら酵素風呂はいらないです。

ですが、現実問題として抗がん剤では治せません。

「抗がん剤がどうして進行がんを治せないのか」

皆さんは、ここをしっかり理解して酵素風呂の何が優れているのかを伝えていく役割があります。

「5年生存率」「がんのステージ」この2つのキーワードをまず覚えてください。

ステージによって5年生存率が異なってきます。

「5年間治療して再発しなければ完治した」と考えていいというのが医学会のルールになっています。

(がんは5年間再発しなければ2度と治療する必要はない)

去年(2018年)の3月に厚生労働省から各臓器別の「5年生存率」「10年生存率」「15年生存率」の発表がありました。

その結果、ほとんどのがんで「5年間治療して再発しなければ完治した」と証明されましたが、肝臓がん、乳がんは、生存率が悪くなって歯止めが効かない、一生ずっと監視していかなければならない、つまり「酵素風呂にずっと入り続けたほうがいいですよ。」と強く進めなければなりません。

がんのステージは4段階あります。

胃がんを例に撮って説明しますと

ステージ1・・・胃の中にがんが限定されている(内視鏡を入れてがんを焼き切る)

ステージ2・・・胃の中にがんがあって胃の外側の壁のリンパ節(所属リンパ節陽性)にがんがある(胃の一部を切り取り、周りのリンパ節を取って食道と十二指腸をつなぎ直す)

ステージ3・・・胃の中にがんがあって、所属リンパ節が陽性、離れたリンパ節(遠隔リンパ節)にがんがある(胃を全摘、所属リンパ節を切り取り食道と十二指腸をつなぎ直す)

ステージ4・・・胃の中にがんがあって、所属リンパ節が陽性、離れたリンパ節(遠隔リンパ節)が陽性、他の臓器にがんがある(手術不能、何もしない)

30年前の5年生存率と2010年代の5年生存率

ステージ1・・・65% ー 90%

ステージ2・・・55% ー 80%

ステージ3・・・45% ー 70% 

ステージ4・・・ 5% ー  7%

「ステージ3と4の差は何であるのか、ここにがんの治療の最大の問題点がある」

それが何であるのかを理解しないとどうして米ぬか酵素風呂がステージ4の患者さんを助けることができるのか説明できません。

臓器にがんができた場合、転移するルートが2つあります。

1,静脈を通じて心臓に戻り動脈から他の臓器に転移する

2,リンパ管を通じて心臓に戻り他の臓器に転移する

これがステージ4の致命的事態を生んでいます。

心臓から出ている動脈は重金属、脂、高分子を押し流し(血圧130)、心臓に戻ってくる静脈は圧が弱い(血圧20)ので静脈壁にくっついて静脈壁壊します。

だから動物はリンパ管を作りました。

リンパ管は重金属、脂、高分子を流して(1分間に1センチも動きません)静脈の負担を減らしています。

動脈と静脈は85%以上水でできています。

その中をがん細胞が流れていると、免疫細胞が高速艇で追いかけてつかまえて殺します。

リンパ管は99%脂でできていてベチャベチャなので、免疫細胞は追いかけられません。

リンパ節には逆流防止弁がついていてそこで免疫細胞が待ち構えてがん細胞やウィルスなどをやっつけます。

リンパ管ができたために転移するルートが2つできてしまいました。

経口、または静脈点滴によって投与された抗がん剤は水に溶けるように作ってあるので、99%脂質でできているリンパ管に入ることができず、転移するがんを殺すことができないのでステージ4の人を助けることができません。

また,リンパ管に転移する進行がんである、乳がん、スキルス性胃がんには抗がん剤は効かないのです。

そこで、リンパ管の中も掃除できる治療を見つければいいという結論に達しました。

そして1年半かけて全国からありとあらゆるものを持ち込んでもらって試しましたが、ほとんどのものはだめでした。

その結果、これはいいと思われる治療として、「温熱治療」と「免疫治療」「特殊なサプリメント」「遺伝子治療」が浮かび上がってきたのです。

(温熱治療と免疫治療、特殊なサプリメント、遺伝子治療)を単独でやるよりは、組み合わせてやると効果が劇的に上がります。

患者さんには「進行がんには、抗がん剤は絶対にやらないでください。」と自信を持ってお伝えしてください。

わたしは抗がん剤で殺してしまった何百人もの患者さんをもう見たくはないです。

歯がボロボロに抜けて、髪の毛抜けて、ガリガリに痩せて・・・

こういう社会を一日でも早く変えたい。そのためにはどうしたらいいのか。

医者だけでは無理でしょう。だって医者は変わらないから。

だから皆さんには患者さんに「抗がん剤はやめろ」と言って、酵素風呂でちゃんと治してあげる、というのが結局社会を変えていくのです。

「だめだ」と言われた患者さんが助かってくれればその人たちが「今の治療は間違っていてわたしはこうやって治った」と言ってくれることが社会を変えるのに早い。

他に抗がん剤を浴びる人たちを少しでも減らしてほしいと思います。

正直に言いますけど、患者さんももう少し勉強してもらわないと困りますね。

これほど「抗がん剤はだめだ。」と言われているのに病院に行って抗がん剤を受けています。

「これは本当に無駄なことになりますよ。」と言うことを徹底して言ってあげなくてはいけない。

開業医の一番重要なことは患者の命ではなく経営、「自分たちが飯を食得なくては人を助けられないよ。」ということです。

「結束して一番いいことをやりませんか。」と提案しても誰も言うことを聞いてくれない。

今の病院医療に対抗する医者の組織を作ることができません。

だから医者でない皆さんや患者さんは声を大にして「医者は間違っている」と言うことを言って社会を変えてください。

米ぬか酵素風呂などの遠赤外線を用いた温熱治療は、リンパの中のがんも治療できる治療です。

身体を温めることはがんだけに有効ではありません。

ほとんどすべての病気は体温が下がることから発生しているので、身体を温めることは非常に重要なことです。

もっと重要なことは病気になる前の正常な方々の予防、そこのところには医師免許もあるもないも関係ありません。

酵素風呂を広めて抗がん剤を追放する、病気になる前の予防をする、これは皆さんのお仕事だと思います。

我々はそれを科学的に裏付けするために血液をとったり、医師免許がないとできない色々なことをやらせていただいてお手伝いするだけです。

身体を温めることがいかにいいかということを、日本のみならず世界中の人々に知らしめて世界を変えていくことを担っているのだという自信を持って行動して頂きたい。

助かりたいのであれば「自分は何をしたらいいのか」ということを患者さん自身がしっかり考えていただき、それをアシストするのが皆さんの役割でしょう。

もう一度言いますが、ステージ3,4の進行したがんの患者さんには抗がん剤は効きません。使ってはいけません。

肺がんの方は温熱治療で肺の空気は温度が上がり過ぎて喘息が出て苦しくなることがあるので、5分でやめて回数を繰り返すことでカバーします。

正常細胞には元々動脈と静脈が備わっているけれども、がん細胞には無いのである程度細胞の数が溜まってくると栄養を摂り込む為に血管を作ります。

これを血管新生と言います。

この血管には見た目上は区別がありませんが、温熱を開始すると正常細胞では血管が太くなり、冷たい血液を流すことで細胞の温度が上がらないように冷やそうとします。

一方、がん細胞の血管にはその能力がなく太さが変わらないので、正常細胞とは流れてくる血流に差ができて、がん細胞を冷やすことができません。

温度にするとその差は0.何度ですが、がん細胞の温度のほうが先に細胞が死ぬ42度に達します。

がん細胞のエネルギーシステムは正常細胞と違います。

地球が誕生した46億年前、地球の表面温度は3千万度でした。

16億年経った30億年前頃、だんだん冷えてきて化学反応が進み、海ができて単細胞微生物(シアノバクテリア)が誕生しました。

シアノバクテリアはブドウ糖を分解(解糖系)してエネルギー源としました。

人間の体内の腸内細菌はシアノバクテリアと同じ嫌気性細菌で、このエネルギー産生システムで活動しています。

海の底でどんどん増えたシアノバクテリアは、やがて海の上の方に上がって太陽の光を浴び、光合成を始めるものができてきました。

光合成によって酸素が生じ大気ができました。

酸素を利用してエネルギー産生する新しい生物ミトコンドリアが生まれました。

シアノバクテリアはブドウ糖しかエネルギー源にできませんが、ミトコンドリアは炭素(C)がつくもの(炭水化物、タンパク質、脂肪)であれば何でも分解してエネルギーに変えることができます。

ミトコンドリアはエネルギーを産生するのに酸素を使い、シアノバクテリアの18倍の効率でエネルギーを産生することができるようになりました。

地球上には、シアノバクテリア系とミトコンドリア系が並立する時代となり、27億年前にはミトコンドリア系とシアノバクテリア系がドッキングし一つの細胞に入りました。

わたしたち生物(人間だけでなく、犬や猫、ミミズ、植物など細胞を持つすべての生物)のすべての臓器の正常細胞は酸素を使うミトコンドリア系と酸素を使わない解糖系のシアノバクテリア系を併せ持ったシステムでできています。

暴飲暴食やストレスなどで細胞が低酸素の状態になると、細胞はミトコンドリアの機能を停止し、酸素を使わないでブドウ糖を使う解糖系のシステムに切り替えることで生命を維持しようとしました。

これが「がん細胞」です。

つまりがん細胞を死滅させるためには「ブドウ糖を絶つこと」です。

46億年前に暗い冷たい海の底で誕生した解糖系は低温に強く32度でも死にませんが(人間は34度で死ぬ)、40度以上の高温になってくると活性が落ち、動かなくなります。

がん細胞の周りは極端な酸性(PH3)に傾いているので、重曹や梅干しなどアルカリ性を摂取することで中性に戻すと動けなくなります。

有酸素運動をすると機能停止していたミトコンドリアが復活し、正常細胞に戻ります。

ステージ3,4のがんに対して抗がん剤は効きません。

DNAを阻害するキツい抗がん剤治療をしなくても、温熱治療とブドウ糖を遮断する食事(絶食、断食)、有酸素運動で正常細胞に戻すチャンスはあるのです。

絶食すると、脂肪からケトン体を作りエネルギーに変えることができます。

すべての動物にこのシステムは備わっていて、人間は40日間絶食してブドウ糖を絶ってもケトン体で生きていけますが、がん細胞は一つ残らず死にます。

脳が「ブドウ糖依存」から「ケトン体依存」に切り替わるのに2日かけて体内の酵素を総入れ替えします。

その間頭痛と吐き気に苦しみますが、2日を乗り切るとスッキリ穏やかになります。

体温の低い人は酵素が働かないから、並行して温熱をする必要があります。

ロシア、フランス、アメリカの一部では保険適用の治療になっています。

いずれ日本でもそうなってきます。

これからは「温熱治療」と「絶食・食事の管理」が、がん治療に決定的であるとよくよく認識してください。

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