わたしが米ぬかの素晴らしさを実感し
大好きになったきっかけは
ぬか漬けを始めたことでした。
手軽にお漬物を食べたくても
発がん性が不安視される
食品添加物や着色料が入っている市販のものが多く
諦めていました
国産の野菜で自分で漬ければいいのに
なんとなく
「ぬか漬けはお世話が大変」
「ぬか床はすぐに失敗してカビが生える」
「わたしには無理
」と思いこんで
お漬物を食べずにいたのです。

自分がやりたいことを初めから
「できない」と諦めていては、いつまでも叶いません
「できるかできないか、やってみないとわからない。」
「わたしの目や鼻や口などの五感、身体は体験するためにある。
だったらやってみよう
」
人生の半分以上を過ぎて
「やりたいことをやらないまま
この世を去っていくことは勿体ない
」
そんなふうに感じるようになりました。
最初はすぐに漬けられるぬか床を買ってみました。
野菜を1日埋めておくだけで
ぬか漬けがとても簡単にできました
そのうち欲が出てきて
野菜以外のものを漬けてみたり
美味しくなるようにスルメや昆布を入れてみたり
いろいろ試すようになりました。
炒りぬかや粗塩や重曹や魚粉などを足していき
最初に買ってきたぬか床とは違う
「わたしのぬか床」になりました![]()
ぬかに含まれている豊富な栄養素を漬けた野菜が吸収し
反対にぬかは、野菜の栄養を吸収します。
次に漬けた野菜は前に漬けた野菜の栄養分を吸収し
様々な種類の野菜が浸かることで
旨味は深みを増していくのです

一日に一回、漬かった野菜を取り出し
新しい野菜を入れます。
その時に空気を入れながら
手でぬかの上と下をしっかりと混ぜます。
それだけです。
とてもシンプル![]()
ぬか床を混ぜるときに
目と鼻と手でぬか床の状態を観察します。
水分と米ぬかと塩分と温度のバランスが取れていれば
元気なぬか床![]()

バランスが崩れれば発酵は一転して
腐敗に変わってしまいます

実験みたいに楽しくて
毎日おいしいぬか漬けを作ってくれる
ぬか床に愛着が湧いてきて
「ぬかちゃん、いつもありがとね
」
と思いながら
かき混ぜるようになりました。
ある日
「ぬか床はビオトープのように
すべてがバランスよく
エネルギーが循環している世界のようだ
」
と感じました。
そして
「わたしの体の中も同じ」ということに気づきました
「わたしというものが
微生物によって生かされているのなら
微生物にとって
住みやすい環境を作ることが必要なのではないか
」
そして
「これがわたしの目指したい生き方だったのだ
」
とわかったのです![]()

微生物には
酸素を好むもの、嫌うものがあり
発酵した米ぬかの中で好氣性菌は上![]()
嫌氣性菌は下
と棲み分けています。
どちらか一方が増えすぎてエネルギーが傾かないように
時々混ぜる必要があります。
手のひらを通して
自分の氣とぬか床の氣を交流させ
波動を共鳴していくことで
元氣なぬか漬けが出来上がります![]()
こうしてぬか床の小さな世界の氣が循環するのです![]()
![]()
ぬか床も
わたしたちの体の中も
米ぬか酵素温浴も全く同じです。
すべてがバランスよく存在し、氣が循環していれば
良い状態(元氣)なのです

