酵素とはタンパク質の一種で、消化吸収、呼吸、筋肉を動かしたりと、一切の生命活動に関与しています。
もし、酵素の働きがなければ、人間も動物も生きることはできません。
20〜25歳で体内で酵素を作る能力が衰えはじめ、40歳位で50%に、60歳では30%になってしまいます。
「お肌の曲がり角は25歳」、「40歳位から無理が効かない」、「60歳位から体の衰えを感じる、病気になりやすくなった」、なんて感じる方も多いのではないでしょうか。
加齢とともに体内の酵素は減少していくので、食べ物などから補う必要があります。
健康のためにビタミンやミネラルを摂取することを意識している方は多いと思いますが、実は酵素がないと体の中で十分に働けません。
ビタミンやミネラルは酵素の働きを助けるという意味で「補酵素」と呼ばれています。
<酵素は一つの仕事しかできない>
発見されている酵素は約3000種類あります。それぞれの酵素約1種類につき一つの働きしかできないので、多くの種類の酵素を摂取する必要があります。
<酵素は何に含まれているの?>
加熱したものには酵素の働きはありません。
生の魚や肉、生野菜、果物など新鮮な生の食べ物に含まれています。
また、みそ、納豆、ぬか漬けなど発酵食品には豊富に含まれています。
<発酵って?>
発酵には驚くほどの力があります。
微生物は、食材に含まれるデンプンや糖、たんぱく質などを分解したり、合成したりして新たな成分を作り出し、もとの食材にはなかった美味しさや、栄養価が加わり、新しい食品の形として生まれ変わります。
それが発酵食品です。
栄養分析をすると、発酵前にはなかった栄養成分を数多く含んでいることがわかります。